オウム真理教が起こした事件からかなりの年月が経ちましたが、受刑者の刑の執行により再度話題になることが多くなりました。
当時私は小学生で、毎日のようにニュースになっていたのを覚えています。
しかしあまりにも事件の件数も関わった人物も多かったので、うろ覚えなところもしばしば( ;´Д`)
今回はすでに刑の執行が行われた「土谷正実」について詳しくまとめていきたいと思います!
ではどうぞ( ´ ▽ ` )ノ
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オウム真理教の土谷正実の家族と婚約者とは誰?
オウム真理教の土谷正実とは?
オウム真理教にはたくさんの人物がかかわっているのですが、正直、麻原彰晃や上祐氏や村井氏くらいしかイメージにありませんでした( ;´Д`)
しかしこの土谷氏が関わったことで、あの地下鉄サリン事件につながっているのです( ;´Д`)
まずは土谷氏について紹介します。

出典 www.huffingtonpost.jp
- 土谷 正実(つちや まさみ)
- 1965年1月6日〜2018年7月6日(53歳没)
- 元オウム真理教幹部の元死刑囚。
- 東京都出身。
- 筑波大学大学院化学研究科修士課程修了、博士課程中退。
- 化学(物理化学と有機化学)を専攻。
- ホーリーネームは クシティガルバ。
- 教団では第二厚生省大臣を勤める。
幹部についている「ホーリーネーム」ですが、クシティガルバとは古代インド・アーリア語によると、
- クシティが「大地」
- ガルバは「胎内」「子宮」
の意味があり、意訳すると地蔵となるんだそうです。
宗教をよく知らない私としては謎のホーリーネーム( ;´Д`)
王蟲の中の役割としては教団の化学者として化学兵器や薬物を生成しており、マスコミからは、化学班キャップと呼ばれていたそうです。
実際には殺害実行や謀議には関わっていませんでしたが、サリン生成方法を確立し、無差別大量殺人を可能にしたとして大量殺傷事件の共同正犯で2011年に死刑判決が下っていました。
私は頭が良くないのでサリンを作ることなんてできませんし、作ることができる頭脳を持ちながら何故もっと有効に使えなかったのか、疑問ばかりです( ;´Д`)
しかし頭のいい人ほどオウムに集まるのはすごいですよね。
オウム真理教の土谷正実の家族との対立とは?
東京都町田市出身で、長男として生まれます。
家族は両親と5歳下の妹、7歳下の弟がいました。
家庭は裕福で、幼少期は内向的でおとなしく、のちにオウム入信をめぐって激しく対立することになる母親から非常に可愛がられて育っていたそうです。
事件前からオウムに入信する本人と家族の対立はよく話題になっていました。
土谷市についても同様で、オウムに入信し母親にも報告しましたが当然のように反対されます。
何を言っても脱退する気がないので、
- 他の人を勧誘しないこと。
- 毎月実家に帰ること。
- 修士はとること。
を約束します。
しかし益々オウムにのめり込み、周りから借金をしたり家庭教師をしていた生徒を数人オウムに入信させたりなどし、入信した親からクレームが来るようになりました。
さすがに洗脳を解くために土谷氏の両親は、脱会させるために更生施設に無理やり監禁状態にします( ;´Д`)
1ヶ月あまり説得するが全く効果なし( ;´Д`)
そんな中、警察署から大学の事件について聞きたいので土谷氏に会いたいと、実家の母親に電話がきました。
それを教団が盗聴し、土谷氏の居場所を突き止めます。
教団が土谷氏のいる場所に押し入って居座り、土谷氏が監禁されていると中傷ビラを撒き始めます。
また、「家に火をつける」などと嫌がらせ電話をかけるなどもしています。
こ、怖すぎる( ;´Д`)
最終的には、「土谷氏がオウムに帰れば入信させた高校生を帰す」と交換条件を出してきました。
迷う土谷に母親は、「オウムをやめなければ、◯す」と言い放ち、ショックを受けた土谷氏が「オウムにしか帰る場所がない」と思いつめるようになりました。
出家し、逮捕された後も面会を求める家族に対して完全拒絶しています。理由としては、
「自分を判断力のない赤ん坊か廃人扱いした両親を許さない」
と言い放ち絶縁状態になってしまったそうです。
判断力なかっただろー!と突っ込みたいところですが、もともと思い込みやこだわりが強い性格な感じも取れました。
ご家族の方もさぞかし大変だったと思われます。。。
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オウム真理教の土谷正実の婚約者とは誰?実は獄中結婚してた!
東京拘置所に収監されていましたが、
2009年12月に獄中結婚しています。
なので婚約者ではなく、妻ですね!
彼女とは2006年頃から接見していた土谷氏の古い知り合いの女性だったそうです。

作家の大石圭と土谷氏は実家が隣同士の幼馴染であり、妻が大石圭のファンだったことから、妻を通じて交流が再開し4年の間手紙のやり取りや面会を行っていたそうです。
大石氏にに宛てた手紙には
- 「化学兵器を作ったことを後悔」
- 「麻原よりも先に死刑になりたい」
などとつづられ、量子力学の本を写経して日々を過ごしていることを明かしていたそうです。
事が起こってから、重大さに気づいたということでしょうか。
大石氏との接見は2014年から途絶えていましたが、死刑執行後に土谷の妻から「ただ一人の友達で実の兄のように慕っていた」と聞かされたそうです。
本当は彼も本音を言う友達ができずに寂しかったのかもしれません。
かといってそれが言い訳にならないくらいの事件を起こしてしまったわけですが、早く気づくべきでしたね。
妻によると、普段は心穏やかで化学書を読んで過ごしており、再審請求もせずに死で償う覚悟をしていたそうです。
2018年3月14日のオウム死刑囚7人の分散収容のための移送について知らされると「取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ない」と俯きながら話していたようです。
結婚して妻ができ、大石氏との交流の中でやっと本当に大切なことに気づいたということでしょうね。。。
まとめ
オウム真理教の土谷正実の家族と婚約者とは誰?実は獄中結婚してた!をまとめますと・・・
- 土谷正実はサリンを作った人物。
- オウムの入信で家族と揉めていたが、最終的には家族と絶縁状態になった。
- 2009年に古い知り合いと獄中結婚をしていた。
土谷氏のこと詳しく知りませんでしたが、最後には後悔の言葉も出て、やっと自分を取り戻した感じでしょうか。
もっと早く気付いていればと思ってしまいますね( ;´Д`)