長年のジブリファンで、一通りのジブリ作品を見ています( ^ω^ )
なくなってしまった高畑勲監督の作品も大好きで、かぐや姫の物語も劇場で見に行っていました。
通常のジブリの作品の絵柄だ違うため、昔の「となりの山田くん」みたいな感じかと思いきや、とても美しくストーリーも知っていましたがおても引き込まれました。
ただの昔話ではなく、現代に通じることも多いように感じます。
今回は話題に上がりやすい「帝」に関してと「捨て丸」について書いていきたいと思います( ^ω^ )
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【かぐや姫の物語】帝の声優と顎の真相は?
【かぐや姫の物語】帝の声優は誰?
かぐや姫の物語の主人公よりも強力なキャラとなった「帝」ですが声優は誰なのでしょうか?
御門の声を担当していたのは、「中村七之助さん」です!

出典 anincline.com
声もご本人もかっこいいのにあのキャラ(笑)
最初は声が誰なのかを観ないでいますが、後から七之助さんだと思うと・・・(笑)
七之助さんもよく笑わないでこなしてくれました!
しかし御門は愛されすぎですね!放送されるたびに話題に上がるのは間違いないキャラです!
「帝」について色々と調べてみました( ^ω^ )
【かぐや姫の物語】帝とは?
ジブリのキャラで炎上しやすい人物といえば「風の谷のナウシカ」のムスカなのは有名ですね(笑)
おそらく2番目と言えるのはこの「帝」ではないでしょうか。
本当の名前は「帝」ではなく、「御門」でした。
読みは一緒ですね( ^ω^ )
なぜ「帝」ではなく「御門」かというと、
「御所の門の意味で、直接名指すことを避けた婉曲表現」
だからだそう・・・。
ちょっと分かりづらいですね( ;´Д`)
婉曲表現(えんきょく)とは、主に遠まわしな表現をしたい時に使用します。
御門とは現在でいう「天皇陛下」の位にあたる人です。
神のように恐れ多い時に用います。
顎がかなり長いですがそんなの関係ないのです(笑)とても偉いのです。
まさに選ばれし人なのですね〜。
目はキラキラで熱苦しいのに顎が長すぎることに、ジブリの「クスッ」とする面白さを感じますね( ^ω^ )

出典 twitter.com
このアゴの角度は67°あるそうです。
あまりの顎の長さを気にして調べた人がいたのでしょう。
そこまで興味をそそられる御門のカリスマ性も素晴らしいですが、人を惹きつけているのは顎だけではないのです(笑)
微妙なルックスなのに中国かぶれのナルシスト(笑)
かぐや姫を気に入り求婚をしますが、断られてしまいます。
しかし御門は諦めず、翁の館に忍び込んでいきなり後ろからかぐや姫に抱きつき
『私がこうすることで喜ばぬ女はいなかった』
と発言。
キモいですが、御門が言う通りくらいの高い人の求婚に喜ばない女性はいないでしょう。
現代でも玉の輿になりたい女性は多いはず(笑)
この行為、現代では痴漢にしか見えませんが、一応時代背景を考えると一国の主からの求婚を断ったかぐや姫の行為は非常に失礼に値するものですね( ;´Д`)
そもそも断ったら命の保証とかあるんでしょうか?
しかし原作の「竹取物語」でも姫に迫って拒絶される内容は同じですが、その後の二人は数年ほど手紙での交流が続いており、かぐや姫が地球から去る際にも、自分との別れを惜しむ歌と餞別代わりに天界の薬を送ってもらうなど、かぐや姫の物語より仲が良かったようです。
少し前でいう文通仲間ですかね(笑)ちょっと古いですね( ;´Д`)
ちなみに御門がこのような顔になったのは、当初「普通に美形過ぎてかぐや姫が嫌がるにはやや説得力に欠ける」「キャラが薄い」とスタッフたちが悩んでいたところ、高畑監督が、
「いっそ思いっきり顔を崩してみたらどうだ、アゴとか」
という意見でこうなったらしいです。
さすが天才高畑監督( ;´Д`)
不細工すぎてもダメ、美形すぎてもダメ。
監督の意見とスタッフさんの考えから素晴らしいキャラクターとなったわけです(笑)
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【かぐや姫の物語】捨丸の浮気は意味があった!
【かぐや姫の物語】捨丸とは?
かぐや姫の物語の最初の方から登場する、かぐや姫の幼馴染の「捨丸」ですが昔から子供たちをまとめるお兄ちゃん気質でありリーダーのような存在でした。
実は捨丸は原作には登場しないオリジナルキャラクターなのです。
登場時の年齢は13歳らしく、周りの子供より大人な雰囲気がありますね!

出典 twitter.com
かぐや姫を位の高い男性の元に嫁がせるために、翁は都に向かったために捨丸と突然別れてしまうことになります。
物語の中盤で都で何人かの仲間と物盗りのようなことをするようになります。
かぐや姫との差が半端なく出てしまうわけです( ;´Д`)
物語の最後に捨丸と再会し、二人で生きて行く約束をしますが捨丸には妻子がいました( ;´Д`)
むしろさっきまで一緒にいた状態(笑)
捨丸はイケメンですしいいやつかと思いきや、かぐや姫と逃げようって「え〜!」って感じでしたね。
違和感や嫌悪感を感じた方も多かったはず(笑)
しかし原作にないオリジナルのキャラクターである捨丸こそが、この物語の言いたいことなのではないか?と感じました。
【かぐや姫の物語】捨丸の浮気が意味することは?
さっきまで奥さんと子供と一緒にいたのに二人を置いて不倫かよ!と女性が思うのも無理はありません。
私も思いました(笑)
物語の捉え方に正解はありませんが、私が感じた捨丸とかぐや姫について。
幼い頃仲良く一緒に過ごしていた二人ですが、かぐや姫は女の幸せ「玉の輿になり何不自由ない暮らし」を強いられ、捨丸は盗賊まがいのこともし、時には草の根をかじるなど貧しい暮らしをしていた捨丸。
二人は途中で再会していますが、身分の格差もあり結ばれることはありません。
その後捨丸は「妻を持ち、子供を設ける」幸せをつかみますが、突然現れる美しいかぐや姫の再会とかぐや姫の告白により一緒に逃げようとします。
かぐや姫は捨丸に妻子がいるのは知りませんので、罪はないのですが捨丸はそっこーで不倫(笑)
二人の恋が結ばれるシーンは可愛いものがありますが、男ってこんなにも簡単に不倫できるんだと感じました(笑)
しかし不倫なんてうまくいきません。
妻子がいる以上、夢心地にいることもできず現実に戻らなければなりません。
絵コンテには、現実に戻った捨丸の異変に気付いた妻がいて、気まずさから妻の方を見ない、向かないと書かれています。

出典 benio25250.hatenablog.com
現実もありうる内容ですが、不倫が結ばれることはなかなかありません。
先に現実的な幸せをつかんだ捨丸は現実に戻らなければいけないのだということです( ;´Д`)
かぐや姫の物語のテーマでもある「罪と罰」ですが、自由に楽しく生きたかったかぐや姫が「本当に欲しかった事、やりたかった事」を求めなかった罪もあるのかな〜と思いました!
月に戻される前に捨丸と一緒になる事もできたわけですから。
しかし現実にはそうもいかない。
捨丸との最後は妙にリアルに感じました(笑)
まとめ
物語に正解はないため、いろいろな見解があると思います!
いつ、どの年齢で観るかでまた見方も変わりますしね( ;´Д`)
捨丸だけではなく他のキャラクターにもたくさんの意味があると思います!
また観て何か感じたことなどありましたら記事にしたいと思います( ^ω^ )