レスリングの伊調選手へのパワハラ問題がかなり大きくなってきました( ;´Д`)
金メダル5連覇が期待され、国民栄誉賞も受賞した伊調選手に練習場所を与えないなどと圧力をかけたと言われていますが、栄監督本人は否定しています。
言った言わないと全くの正反対の主張ですが、この先一体どうなるのでしょうか?
過去には柔道の監督「園田隆二」のパワハラ問題がありました。
その騒動と比べてこの先どうなるのか?考えていきたいと思います。
栄和人のパワハラ問題は伊調との確執が原因か?
栄和人と伊調馨選手の問題をおさらい!
騒動が加速していくあまり、訳が分からなくなるので時系列でまとめていきますo(`ω´ )o
事の発端は、週刊文春2018年3月1日発売号にて、公益財団法人・日本レスリング協会幹部の不祥事を記す「告発状」が内閣府に提出されたと報道したことが始まりでした。

五輪選手含む複数の協会関係者の依頼で担当弁護士が作成したといい、内容は
- 伊調馨が師事する田南部力コーチへの不当圧力
- 伊調の男子合宿への参加禁止
- 練習拠点だった警視庁レスリング部への出入禁止処分
という大きく3点の「パワハラ」の訴えでした。
伊調選手は今でも練習場所が定まっておらず、告発状では「(東京五輪での)五連覇を阻止する策動」だとしています。
5連覇達成は栄監督にとっても、絶対成し遂げたいことだと思います。
ではなぜ伊調選手は選手は練習場所がない状態になってしまたのでしょうか?
パワハラの発端は栄監督と伊調選手の確執か?
伊調選手は愛知の中京女子大学付属高校に入学した2000年から栄氏に指導してもらっていました。
しかし五輪2連覇後の2009年に栄監督から離れ、東京で男子選手と練習をはじめたことで、メンツをつぶされた格好の栄監督の逆鱗に触れてしまいました。
伊調選手は警視庁レスリング部の田南部力氏に指導してもらっていましたが、栄監督は「伊調のコーチングをするな」と圧力をかけます。
その後2012年ロンドン五輪で3連覇すると、栄監督は伊調選手の男子合宿参加を禁止させます。
それでも2016年リオ五輪で4連覇し、国民栄誉賞も受賞しましたが、今度は警視庁から出入禁止処分を受けます。
田南部氏も警視庁のコーチを外されてしまいました。
文春の取材を受けた伊調選手は、栄監督に「よく俺の前でレスリングできるな」などと言われたそうです。
東京五輪で5連覇がかかりますが、「現役を続けるとなると、栄体制のもとでやるしかないので、またいろんなことを我慢しながらやっていくとなると…。なかなか腹をくくれない部分があります」と話していました。
一方の栄監督は、男子合宿への参加を禁止されたとの告発に「ダメとは言ってないですよ。和を乱さないようにと注意をした」などと話していたそうです。
ベテランで数々の選手を育てた栄監督と伊調選手に何かしらの確執があったのは間違いないでしょう。
また栄監督も名監督としてのプライドもあったでしょうし、日本のチームとして全体的に強くしたいという想いから、違う場所で練習する伊調選手が気に入らなかったのでしょう( ;´Д`)
さらに、自分から離れて他の指導者に指導してもらい、結果も出ているためますます自分のところに戻るよう圧力をかけ始めたのでしょうね。
確かにオリンピックを目指す日本代表として皆んなで頑張る必要もあると思います。
ですが、自分に必要だと思う指導者の見極めは、十分伊調選手にはあるでしょう。
栄監督は上手く伊調選手の思いを汲み取ることができていたら、こんな騒動にはならなかったでしょうね( ;´Д`)
今回の件では栄監督はパワハラを否定していますが、伊調選手の同情へと流れている気がします。
この後一体どうなっていくのでしょうか?
過去の柔道の監督のパワハラ事件と比べて予想していきいます!
栄和人は監督解任か?過去の柔道の監督解任から今回の騒動を比べてみた
柔道の監督パワハラ事件をおさらい!
今回のレスリングの監督パワハラ事件と同じように柔道会にもパワハラの事件がありました。
ちょっとおさらいしていきましょうo(`ω´ )o
2012年末、ロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む国内女子選手15人が、五輪に向けた強化合宿などで同監督やコーチによる暴力行為やパワハラがあったと日本オリンピック委員会(JOC)に告発し市ました。
提出された文書には選手に対して、『死ね』とかそういった言葉が練習の中で出されていたそうです。

出典 www.kosihikari.jpn.com
全柔連によると、当時監督だった園田隆二氏の暴力について、
- 平手で頬を叩いく
- 胸を小突いたりした
などしていたとされ、監督自身も大筋で認めたため、厳重注意とされていました。
後の2013年3月にJOCが出した報告によれば、「叩かれないと動けないなら家畜と一緒だ」「消えろ」「能なし」「ブタ」「ブス」などの暴言を選手に向けたほか、棒やむち状のものを持って選手を威嚇するような行動をとる事があったそうです。
怖すぎますね( ;´Д`)
これを受け全日本柔道連盟倫理委員会が自身による聞き取り調査をした結果、この訴えがほぼ事実と確認されたため、同委員会が2013年1月19日に園田監督と元強化コーチに戒告処分を言い渡した上で、全日本柔道連盟はなおも園田監督に続投させる予定でした。
しかしちょうど他の事件で、体罰及び生徒自殺事件が報道され社会問題化していた事もあり、世論の批判が高まっていました。
翌1月31日に園田自身が記者会見を開き、一連の問題の責任を取る形で監督辞任の意向を示し、辞任となりました。
その後は吉田秀彦氏が監督を務めるパーク24のコーチに就任し、この際に、「大変な栄誉とともに大きな重責を感じております。さらに強いチームとするべく、吉田監督とともに尽力してまいります」とコメントしていました。
2017年4月からは所属チームの女子柔道部監督となっています。
柔道の元監督の園田氏の件とレスリングの栄監督の違いは実際に暴力をしていたことと、圧力をかけていたということになります。
園田氏は暴力を振りながらも全日本柔道連盟はなおも園田監督に続投させる予定でした。
解任にはならずに自ら辞任したことになります。
栄監督はどうなるのか気になりますが、解任または辞任の可能性は低いのではないかと予想します。
その理由をまとめました!
栄監督は解任されない可能性が高い!
練習場所を与えないことで問題になっていますが、人権問題に発展もしていくと思います。
選手といっても人間です。
人権を無視し、監督という名前で圧力をかけるのは栄監督自身その気持ちはなかったと言っても、許されるものではありません。
しかし、監督解任はないのではないかと思います( ;´Д`)
その理由とは、
- オリンピックのメダル獲得の選手育成のため、絶対に監督をはずせないから
- 暴行はしていないので刑事事件にもならないから
- レスリング協会からの信頼が厚いから
以上の理由で解任はないと思います。
次のオリンピックは東京開催のオリンピックです。
メダルが期待できるレスリングの指導者として絶対に監督を外せないと思います。
今までの数々の功績があるため続投となるでしょう。
また柔道のように暴行したとの報道は今の所ないので、刑事事件にもならないでしょう。
強いて言えば、陰湿な行動という感じでしょうか( ;´Д`)
またレスリング協会からの信頼が厚く、谷岡郁子・レスリング協会副会長はツイッターで、
「栄監督は、週刊文書が描いているような人物ではないと、私は保証します。口下手で不器用な熱血漢。欠点もあるし、誤解されやすいけど、選手が大事で陰湿ではない。だから、私が創ったレスリング部を二十数年任せてきた」
と栄監督を擁護しています。
吉田沙保里はじめ、五輪メダリストを何人も輩出した功績から、谷岡氏は「陰湿なパワハラ体質が中心にあって、沙保里はじめこれだけの強くも明るく、爽やかなチャンピオンたちが育つと思いますか?栄監督の指揮の下、高校生、大学生でこの9年余、退部者は1人もいません。事実が人間性の証明」と投稿しています。
また柔道のパワハラ事件の時に全柔連副会長の山下泰裕は園田氏の監督としての手腕を評価して、
「熱血漢で成果を挙げていた。やり方を間違っていたことを大いに反省し、処分が解けたら、ぜひとももう一度現場に復帰して指導してもらいたい。まだまだこれからの人材だ」
と語っていました。
結果も出している以上、上からの信頼は厚いわけです( ;´Д`)
以上のことから栄監督の解任はなく、謝罪と伊調選手の練習場所を自由に認めるとするにとどまるのではないでしょうか。
まだ報道されていないこともあると思うので、今の状況からだと解任はないと思います。
また何かありましたら追記しますo(`ω´ )o
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まとめ
栄監督の解任の可能性は低いと思います。
伊調選手に謝罪と和解をし、監督を続けていくことになると思います。