2016年大ヒットした「君の名は」が2018年の正月についに地上波放送します!
すでにDVDで購入した方もいると思いますが、私は購入していないのでしっかりと録画する予定です(笑)
せっかく放送されるわけですから録画&視聴したいですよね!
映像も綺麗で素敵な映画でしたが、1度見ただけではいまいちすっきりしないシーンってありますよね?
そこで今回は映画の中で行われた「避難訓練について」の謎に迫ってみますo(`ω´ )o
[ad#juri]
Contents
「君の名は」ネタバレ!避難訓練の謎と奥寺先輩の結婚相手は誰?
君の名はのネタバレ!避難訓練の謎って何?
君の名はは、最後の方で時間の差があったことで何がどうなっているのか途中で分かりづらくなってしまいましたよね( ;´Д`)
私もその1人です。
ポカーンとしてました(笑)

出典 eiga.com
謎の1つとして、彗星が落ちた当日は、偶然にも避難訓練が行われていたため住民はほとんど無事であったと報道されていました。
- 結局町の人全員が避難できたのはなぜなのか?
- 変電所の爆破も意味なくてどうしようもない感じだったのに、最後に避難訓練で助かったのは何故なのか?
あのあたりの話は結構ごっちゃになってしまいなかなか理解しにくい場面ですよね( ;´Д`)
無事に皆避難できたのはいいですが、なぜって疑問に思っても仕方ありません。
映画では疑問に思うことでも小説には詳しくあったので小説から疑問を解いていきたいと思います!
何故皆無事に避難できたのか?
「君の名は」のスニーカー文庫版では、三葉として瀧、勅使河原、四葉、そして三葉の父の俊樹という4人の視線で描かれた物語が書かれています。
その中で三葉の父が避難指示を決断する場面までが書かれています。
何故避難できたのか?結論から言えば、「あの後、説得に成功した」ということになります。
ただ、あくまでもスニーカー文庫版小説内の話です( ;´Д`)
避難できたのは簡単な話ではありません。
三葉の父親である「俊樹」の過去の葛藤から話は続いていきますo(`ω´ )o
三葉の父の俊樹が、糸守町で二葉に出会い、結婚して三葉・四葉という子宝に恵まれ、婿養子として苦労し戸惑いながらも穏やかに暮らしていました。
ただ彼にはある違和感がありました。
それは宮水家・宮水神社がこの糸守町という土地に持っている影響力です。
そしてやがて二葉が病死した事により、その違和感は三葉の父の心の中で強い憎しみへと変わりました。
本来なら婿養子として、宮水神社の神主という立場から糸守町の風習・伝統を守っていくのが役割なのですが、彼は強い憎しみから逆にそれを壊し、改変しようとする道を目指したのです。
糸守町では二葉を神格視しているような雰囲気でした。
宮水家・宮水神社・二葉は糸守町の人々と深く結びついていました。
その為か二葉は病状が悪化しても外の世界の大病院に行くことを拒み、糸守町内の病院に留まり続けました。
もちろん二葉本人の意思であるわけなのですが・・・。
二葉は生前の日常の中で三葉の父の俊樹に
「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」
と言っていました。
糸守町内の入院した病院でも同じような事を弱々しく言っていました。
俊樹にはその『二葉が若くして病死するのが定められた運命』という事を納得しなかったし、むしろ宮水家・宮水神社・糸守町という地域帯が二葉を縛り付けているという怒りさえ覚えていました。
そして二葉はついに若くして病死しました。しかし二葉は俊樹に最後の言葉を伝言で残していました。
「これがお別れではないから」
そして二葉の死後、一葉ばぁちゃんと糸守町の人々が一定期間後には二葉の死をあっさり受け入れ、涙も見せなくなった事についに激しい怒りを爆発させました。
一葉とも衝突が多くなり、彼は宮水神社から出て行きました。
そして彼は二葉を縛り付けた宮水神社・糸守町の社会構造を作り変えてやろうと町長になることを目指して2年後に当選しました。
このように三葉の父の俊樹は、現在は宮水家・宮水神社を増悪しており、娘の三葉に関しては成長にするにつれて最愛の人の二葉に似て来ている事が、かえって直視できずにすれ違ってお互い気まずく(さらに悪化の状態)なっていました。
ですので、三葉(瀧)が町長室へ訪ねて来た時、全く説得できる状況ではありませんでした。
ただ、三葉が明らかに三葉自身では無い事を直感的には感じており、その不可思議な現象にはショックを受けてはいました。
そして彗星落下の間近の停電時、学校からの放送をやめさせた直後、三葉の父はふと考えました。
「偽の『避難指示』など出して何をするつもりだったのか?」
「人を集めて、避難させる・・・。」
そしてそのタイミングで市役所に一葉ばぁちゃんと四葉がやって来ました。特に一葉が市役所に面会に来るのは異常事態でした。
そして2人は、朝から三葉の行動が異常なほどおかしいと告げます。
その内容とは彗星の落下の予言や一葉ばぁちゃんと四葉に町外への避難指示などでした。
そして三葉の父の俊樹は、窓を開け夜空に走る彗星がすでに2つに割れているのを見た時、遠い日の事を思い出しました。

出典 eiga.com
宮水俊樹が、昔まだ溝口俊樹という民俗学学者だった頃、宮水神社での取材で二葉と初めて会って宮水神社の伝承などを話した合った時のことを思い出しました。
落下する彗星を竜として、そしてその竜は織物で絡めとられ克服される。織物は組紐。組紐は人と人とをつなぐ物と言うたとえ話。
↑これなかなか理解しにくいたとえ話ですよね( ;´Д`)
そしてそこへ本物の三葉が泥だらけでノックもせずに入って来ました。
三葉の父の俊樹は、三葉を見てはっきりとイメージ出来ました。
星が流れるイメージ、組紐がほどけてその星を絡めとるイメージを。
そして二葉のかつての言葉が思い出されました。
「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」
三葉の父の俊樹があれほど宮水神社に反発して町長に就任した事さえも『あるべきところ』であったのかと気づきます。
なぜならば、彼は今、糸守町の全住民に避難指示をできる立場にあるからです。そして彼が宮水神社を去って以来6年間閉ざされていた心がついに開かれました。
彼は三葉が言葉をを発する前に全てを理解しました。
そして三葉を見つめた彼は、彼女のその顔に懐かしい面影が残っている事に気づきます。そしてその最愛の妻の二葉が言い残した事も再び思い出しました。
「これがお別れではないから」
以上が三葉の父の決断までの流れです。
そのため実際は避難訓練なんて行われていませんでした。
マスコミが報道しているのは、表面的な話であって実際は、町長が最後に避難指示をだしたことにより、糸守町の人は彗星落下による、被害を最小限に食い止めることができたということです。
もしマスコミに対して「瀧と三葉の入れ替わりにより、実は彗星が落ちることが分かっていて、避難させました」といっても、信じてもらえるはずがありませんので、そういったことを考慮して避難訓練をしていたということにしたのではないかと思います。
しかし「この世のすべてはあるべきところに収まる」というのは30年以上生きてると確かに、と思うことある気がします。
すべてのことは意味があり、意味のないことや使命も何もない人や出来事なんてないんですね・・・。
何となく過ごしている日々を、もう少し大切に大切に生きようかなと思いました( ´ ▽ ` )ノ
[ad#juri]
「君の名は」ネタバレ!奥寺先輩の結婚相手は誰?
結婚ではなく婚約した奥寺先輩
男性が憧れる先輩として、典型的なキャラとして登場した奥寺先輩の結婚相手が誰なのか?気になった方も多かったのではないでしょうか?
私は女性ですから理解できませんが、男性ってこんな年上女性が好きなんだ〜と思いながら見てました(笑)
憧れだった奥寺先輩もまんざらな感じがしないでもないですが、2人がくっつくことはありませんでした。
そして物語のラストシーンでは奥寺先輩が指輪をはめている描写がありますが、そのお相手は誰なのかは作品中では語られることはありませんでした。
そのため、相手は誰なのか?が気になった方も多かったのではないでしょうか( ´ ▽ ` )ノ
しかしそのシーンの少し前、瀧らが就活について話しているシーンで、奥寺先輩のものに酷似した指輪を瀧の友人である藤井司が身につけている描写がありました!
なんとこの2人はあの飛騨旅行のあと、婚約していたのです。

出典 kiminonaha.xyz
公式パンフレット第二弾では、監督自ら「裏設定」で婚約関係であるとコメントをしています。
婚約なのでまだ結婚というわけではないようです( ;´Д`)
婚約した奥寺先輩と司ですが、瀧への気持ちも少なからずあり失恋した女性の雰囲気がありました。
司に「好きだったんだ、私」や「でもきっと、瀧くんは誰かに出会って、その子が瀧くんを変えたのよ。それだけは、確かなんじゃないかなぁ。」と発言したり、いつもはやめてたタバコを吸ったりしていることから、失恋という彼女の心情をしっかりと表しています。
だからと言って好きだった相手の友達ってどうなんでしょうか?
そんな簡単にいけるものですかね?
婚約であり結婚ではないのでこの先どうなったのかは不明です 。
また改めて見て感想を追記で書いてきたいと思います( ´ ▽ ` )ノ
まとめ
- 「君の名は」のネタバレで、街の住民が無事避難できたのは避難訓練のおかげではなく、三葉の父の俊樹の指示と三葉の行動のおかげである。
- 奥寺先輩は婚約したのは瀧の友人の司。奥寺先輩は瀧に好意があった。
[char no=1 char=”子美魔女”]映画はいろんな人と意見を出しながら楽しむことができるので、人それぞれいろんな意見があると思います。また、見るたびに感想も変わっていくので面白いですよね!
また見直して感じたことを追記します( ´ ▽ ` )ノ[/char]