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米大統領であるトランプ氏はエルサレムをイスラエルの首都に認定し、商都テルアビブにある在イスラエル米大使館を移転する方針であると言われています。

海外情勢って難しいですよね( ;´Д`)

しかし昔と比べインターネットで他の国との国境も薄れてきた現代には、日本以外のことは何も知らないでは済まされません!(私もです)

世界の中心となって活発に動きを見せるトランプ大統領のエルサレム問題は何が問題なのか?

詳しくご紹介していきます!

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エルサレム首都問題をわかりやすく解説!

そもそもエルサレムとはどこ?

エルサレムとは言葉だけ聞いたことはあってもどこにあってどんなところか分からない方は多いのではないでしょうか?

エルサレムは、イスラエル東部・パレスチナ自治政府にある都市になります。

地図で見ますと、

エルサレム問題

                      出典 seisho-shinkaiyaku.blogspot.com 

テレビで海外の戦争の様子で取り上げられているシリアやヨルダンに非常に近い場所にあります。

イスラエルはエルサレムが「首都」であると宣言していますが、国際連合など国際社会はこれを認めておらず、各国がテルアビブに大使館や領事館を置くなど、テルアビブを事実上の首都としているそうです。

ちなみにこの首都と言われている「テルアビブ」ですが、イスラエルの人口第2位の都市であり第1位はエルサレムになるそうです。

確かに人口が多い方が首都と言いたくなりますし、イスラエル側はエルサレムが首都と宣言しているわけですが、なぜテルアビブが首都になっているのでしょうか?

首都のテルアビブってどんなところ?

テルアビブを調べるとなかなか発展が著しい都市のようです!

テルアビブは、イスラエルの西側地中海に面する地域に位置する都市圏でイスラエル最大の都市圏になるそうです。

2010年の都市圏人口は268万人であり、 同国の人口(約700万)のおよそ40%が集中しているそうです。

日本で考えたら東京は何%くらいになるのでしょうか?40%ってすごい数字ですね!

ではなぜこんなに人口が集中しているのかというと、テルアビブはイスラエル経済の中心であり、2014年にアメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第54位の都市と評価されています。

また西アジアの都市ではドバイに次ぐ第2位と素晴らしい数字を出しているのです。

それもそのはず、アズリエリセンターなどの超高層ビル、国際級のホテルも立ち並び、「中東のヨーロッパ」として、政治や経済の中心地として発展を続けているそうです。

また、高級宝石類などショッピングも充実した都市で、観光や経済の中心地ですが、治安は良いところが魅力的なんだそうです。

発展していると治安はどうなのか心配ですよね。特に日本は平和すぎて、海外に行くと標的にされそうですし( ;´Д`)

しかし治安も良いとなると観光として訪れたい方も結構いるのではないでしょうかo(`ω´ )o

目覚ましい発展を遂げているテルアビブですが実は歴史は深く、過去には戦争まで発展しているのです・・・。

テルアビブとエルサレムの歴史とは?

もともとテルアビブの地名は、旧約聖書のエゼキエル書3:15に登場し、捕囚のイスラエル人が共同居住地として住まわされた新バビロニア帝国の町の名に由来しているそうです。

テルアビブの「テル」とはヘブライ語で跡・廃墟」の意味があり、アビブとはヘブライ語で「穀物の耳」の意味で、転じて「春」の意味があるそうです。

ちなみに、現在の地名についている「ヤーファー」は、聖書時代のこの地の地名を受け継いでおり、ヘブライ語で「美しい」という意味があるそうです。

いかに歴史のある都市なのかが分かりますね!

大都市となったテルアビブですが、実は20世紀初頭までは、古代港湾都市ヤーファーに隣接する海沿いの砂丘にすぎませんでした。

しかしヤーファーの港と街に対抗する、入植したシオニストユダヤ人自らの港と街を建設すべく、テルアビブの建設は戦略的に進めらました。

イスラエル人建築家ロトバードはこの町の歴史は、いかにしてユダヤ人が白人となったか」を明確に説明してくれると述べているそうです。

1948年5月14日、テルアビブにおいてイスラエル国家樹立が宣言されました。

この国家樹立宣言が元となり、第一次中東戦争に発展してしまいました。

イスラエル建国初期は首都機能をテルアビブにおいていたが、イスラエルは西エルサレムを占領して1950年に首都機能を西エルサレムに移転し、1967年にイスラエルは東エルサレムを占領・併合し、1980年に統一エルサレムはイスラエルの永遠の首都と宣言しました。

エルサレムの歴史のある都市であり、紀元前30世紀頃から始まります。

エルサレムは宗教も栄え、キリスト教徒イスラム教の聖地化とされました。

海外で宗教問題により戦争が起こるニュースがよく報道されますが、エルサレムもキリスト教徒の街になったり、イスラム勢力の街になったり奪回が繰り返されていました。

第二次世界大戦後の1947年に国際連合のパレスチナ分割決議において、この決議を元にイスラエルが独立宣言をしますが、直後に第一次中東戦争が勃発してしまい、1949年の休戦協定により、

  • 西エルサレムはイスラエル
  • 旧市街を含め東エルサレムをヨルダン

が統治することになり、エルサレムは東西に分断されてしまいます。

他の国でも戦争により分断されてしまうところがありますが、エルサレムも別れてしまったんですね( ;´Д`)

第三次中東戦争(六日間戦争)を経て、ヨルダンが統治していた東エルサレムは現在イスラエルの実効支配にあります。

イスラエルは東エルサレムの統合を主張しています。

イスラエルは東エルサレムの実効支配を既成事実化するため、ユダヤ人入植 を精力的に進めており2010年現在で入植者は20万人を超えているそうです。

テルアビブもエルサレムも歴史のある土地だということが分かりますが、エルサレムの方が宗教も栄え古くから色々あったようですね。

テルアビブの方が敢えて新しく都市を作った感じがありますねo(`ω´ )o

しかし宗教や歴史を重んじるイスラエル側からすれば、エルサレムの方が首都とした気持ちも分からなくないですね。

ではエルサレムの首都問題とはどういったものなのでしょうか?

エルサレムの首都問題とは?

エルサレムを首都にしたいイスラエルの方たちの主張はなぜ通らないのでしょうか?

エルサレムは古くより三つの宗教の聖地として栄えていましたが、経済的には必ずしも重要な位置を占めてきたわけではなく、そのためエルサレムを領土に収めた代々の国家のうち、エルサレムを首都としてきた国はほとんどないそうです。

しかし宗教的には非常に重要な土地であり、イギリスの委任統治領時代に首都がおかれたこともあって政治的重要性は増しているそうです。

現在においても、エルサレムは、議会や首相府、中央省庁などがある政治と文化の中心であり、イスラエル最大の都市といわれています。

第一次中東戦争の休戦協定により、エルサレムが東西を分断された後、西エルサレムを占領したイスラエルは1950年に議会でエルサレムを首都と宣言しています。

イスラエルはテルアビブの首都機能を西エルサレムに移転し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが東西ともに占領して1980年には、改めてイスラエル議会により、統一エルサレムはイスラエルの永遠の首都であるとする法案を可決したそうです。

イスラエルに主張も国連安保理は

  • 「イスラエルのイスラエル首都法案は無効だとして破棄すべきものである」
  • 「国際連合加盟国はエルサレムに外交使節を置いてはならない」

として、現在もエルサレムの首都を認めていません。

しかしエルサレムの土地をめぐる問題について最終的地位については、イスラエルとパレスチナが話し合って決めることとされました。

そして2009年、EU議長国のスウェーデンは、エルサレムをイスラエル、パレスチナ自治政府、両方の首都とするよう求める発議を行いました。

ちょっとこれは無理がありそうですが、お互いが納得するにはそうなるしかないのでしょう。

しかしイスラエルはこれに反発し(当然ですね)、EU加盟各国に抗議を行いました。

そんな中、アメリカは二大政党である民主党と共和党が綱領でエルサレムをイスラエルの首都と認めており、1995年にアメリカ合衆国議会で、大使館のエルサレム移転を認める法律を可決しましたが、歴代のアメリカ大統領(クリントン、ブッシュ、オバマ)は、大使館移転は中東和平実現の障害になるとの観点から、半年ごとに実施を延期していました。

しかし現べいだいとうりょうのドナルド・トランプが2017年12月6日には、エルサレムをイスラエルの首都と認定して、テルアビブにある大使館をエルサレムに移転する手続きを始めるよう指示したことを正式に表明しました。

このことでトランプ大統領は「エルサレムの最終的な地位については、イスラエルとパレスチナの当事者間で解決すべきで、米国は特定の立場を取らない」としているようです。

歴代の大統領が延期を繰り返していたこの問題を、なぜトランプ氏は行動したのでしょうか?

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エルサレム首都問題のアメリカの狙いと海外の反応は?

トランプ大統領の狙いとは?

中東諸国のなかでヨルダン、サウジアラビア、エジプトなどは、これまで親米でしたが、今回のトランプ氏の発言でこれらの国々も反米になるののではといわれています。

ヨルダンのアブドラ国王・エジプトのシシ大統領・そしてパレスチナ自治政府のアッバス議長などまでもが、中東の平和を脅かすと警告しています。

またパレスチナでは、早速抗議デモが起き、イスラエル軍との衝突も起こっているそうです。

確かに認めないパレスチナからしたら抗議デモが起こってもおかしくありませんね( ;´Д`)

ではなぜ今回このタイミングでエルサレムの首都問題について発言したのかというと、

エルサレムの首都認定は、国民の目をそらすため

と言われています。

田原総一郎さんのブログで詳しく書かれていました。

アメリカの国内事情を見てみよう。まず、トランプ大統領の娘であるイヴァンカの夫、クシュナー大統領上級顧問はユダヤ教徒だ。イヴァンカも改宗している。そして、トランプを支持する白人至上主義者たちも賛成だろう。だが、これで国際社会は大混乱だ。

そのうえ、ロシアによるアメリカ大統領選挙の介入疑惑、さらにトランプ陣営との癒着、いわゆる「ロシアゲート」捜査が進んでいる。クシュナー大統領上級顧問が、フリン前大統領補佐官に、ロシア側との接触を指示したとされているのだ。

引用 http://www.taharasoichiro.com/cms/

しかし今回のトランプ氏の発言で海外では批判的な反応で溢れているようです!

では私たちの日本はどうなのでしょうか?

海外と日本の反応は?

トランプ氏のエルサレムの首都発言で、パレスチナ解放機構(PLO)のサエブ・アリカット事務局長は、トランプ大統領は「2国家共存の解決案を破壊した」と非難しています。

またマハムード・アッバス議長も、「嘆かわしく容認不可能なこれらの措置は、あらゆる和平努力を意図的に掘り崩すものだ」と批判し、米国はもはや和平仲介者としての役割を望めないと述べています。

また海外でも批判が相次ぎ、首都認定宣言が出て2回目の金曜日の今日に、パレスチナ地区や東エルサレムなどで抗議デモが行われていたようです。

デモ隊とイスラエル軍が衝突し、多数の死傷者が出ているようです・・・。

もともと和解するのが困難だった問題の上、今回の発言で余計に悪化してしまったことになります。

また日本の反応も気になりますよね?

各国が非難の声が上がっている中、日本はノーコメント状態でいます。

世界3大経済大国である日本は今回のことはコメントは控えているわけです( ;´Д`)

ではなぜ何も言わないのでしょうか?

日本は何も言わない理由はこれ!

日本はエルサレム問題のアメリカの発言で何も言わない理由は、

北朝鮮の核ミサイル問題に直面している今、トランプ大統領の対応を批判することでこれまで築き上げてきた信頼関係を崩すわけにはいかないというのが最大の理由。

ではないかと思いますo(`ω´ )o

正直な話、パレスチナ問題は欧州の帝国主義や植民地支配の生み出した問題であり、日本には関係のない話です。

またトランプ大統領は、相手が外国の首脳であっても自らを批判する者に対して非常に激しい反応をしてきました。

日本政府が欧州各国と同じように大統領の決定を批判すれば、機嫌を損ねてしまうことになり、北朝鮮問題への対応で協力を得られなくなるかもしれません。

そのための判断として何も言わないのでいるのではないかと思います。

ノーコメントだと賛成していると思われても仕方ないような気もしますが・・・( ;´Д`)

北朝鮮のことを考えると何も言わないのが一番だと思います!

追記、世界的にも米国の首都認定に反対!

国連総会で21日、エルサレムをイスラエルの首都と認定した米政府の決定を無効とする決議案の採決が行われました。

結果は無効とすることに、賛成128、反対9、棄権35の圧倒的多数で採択されました。

今回の無効になった結果について、ニッキー・ヘイリー米国連大使は総会で「米国はこの日を忘れない」と述べたそうです。怖い( ;´Д`)

さらに同大使は「米国はエルサレムに大使館を置く」とし、「国連でいかなる採決があろうと、その点は一切変わらない」と言明しました。

その一方、「しかし、この採決は米国民の国連に対する見方と、国連でわれわれを軽視した国々に対する見方を変えるだろう」と述べました。

さらに トランプ氏も無効とするに賛成した国には「資金供与を削減する」と発言しています。

また「何億ドル、さらには何十億ドルという資金を手にしておいて、われわれへの反対票を入れている。われわれは投票を注視している」と続けました。

確かにアメリカが援助している国がアメリカの意見に反対するなら、資金援助をやめたくなる気持は分からなくもないです( ;´Д`)

逆に賛成票を入れた国に対しては「いい判断だ」としているようです。

脅しとも言えるトランプ氏のエルサレム認定の問題はまだまだ続きそうですね( ;´Д`)

まとめ

  • エルサレム首都問題は昔から続く宗教や都市の奪い合いからなる解決の難しい問題である。
  • エルサレムは以前から首都の認定を希望していたが実現はしていない。
  • アメリカがエルサレムを首都にすると発言し、各国から非難の声が上がっている。
  • 日本は今回の件はノーコメントを貫いている。
  • 認定を無効とする決議では、圧倒的に無効に賛成が多く上回った。
子美魔女子美魔女

すごく長い記事になってしまいました( ;´Д`)

エルサレム首都問題は非常に複雑で簡単には解決できない問題です。両方の首都とするのが一番の解決かもしれませんね

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