【画像】JR福知山線脱線事故の運転士は誰?心霊の噂と場所はどこ?

出典 matome.naver.jp
衝撃的な事故が起こってからすでに12年の月日が経ちました。
私は社会人になったばかりで初めての年だったのでよく覚えています( ;´Д`)
連日事故のニュースが流れ、日本中に衝撃を与えました。
忘れたいですが、二度と同じようなことないように忘れてはいけない事故だと思います。
今回は「JR福知山線脱線事故」について記事にしていきます!
JR福知山線脱線事故の概要とは?
事故が起こったのは2005年4月25日に西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 – 尼崎駅間で発生した列車脱線事故です。
乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷した今までには類を見ない大事故でした。
事故の時間は午前9時18分頃、兵庫県尼崎市久々知にある福知山線塚口駅 – 尼崎駅間の右カーブ区間で宝塚発JR東西線・片町線経由同志社前行き上り快速の前5両が脱線しました。
うち前4両は線路から完全に逸脱し、先頭の2両は線路脇の分譲マンション「エフュージョン尼崎」に激突しました。
先頭車は1階ピロティ部の駐車場へ突入しており、2両目はマンション外壁へ横から激突しさらに脱線逸脱してきた3〜4両目と挟まれて圧壊しました。
駐車場に止まっていた車から流れ出たガソリン漏れがあり、救助は難航してしまい3両目から車両を解体することになり、徹夜での救助作業をして全て終わったのは3日後の28日まで掛かったそうです。
私は仕事をしていたのですが、お昼休憩でテレビを見て事故を知りました。
電車がありえないくらいに曲がって横たわり、大変な様子が映し出されていました。
またこの事故は連日テレビで放送され、かなりの長い期間ニュースになっていましたね( ;´Д`)
事故から12年経つとは思えないくらい大きな事故だったと思います。
JR福知山線脱線事故の原因は?
では事故の原因はなんだったのでしょうか?
航空・鉄道事故調査委員会の認定した脱線の原因については「脱線した列車がブレーキをかける操作の遅れにより、半径304mの右カーブに時速約116kmで進入し、1両目が外へ転倒するように脱線し、続いて後続車両も脱線した」という典型的な単純転覆脱線だったそうです。
簡単に言えばスピードの出し過ぎでカーブが曲がりきらずに、1両目が転倒したことで後続車両も脱線したことになります。
実はこの事故現場は速度超過で列車が緊急停止する事態が11件も起こっており、速度が出やすい魔のカーブと言われていたそうです。
パッと見た感じはそんなに急なカーブには見えませんが、スピードの入れ方など難しい場所なのでしょう。
ではなぜ転倒するほどのスピードを出していたのか?ですが、
事故列車は、直前の停車駅である伊丹駅で所定の停車位置を超過(オーバーラン)していたとニュースで頻繁に流れていました。
これについて、事故が起きる前に運転士が車掌に対してオーバーランの距離を短くするように打診していて、車掌が新大阪総合指令所に対して約70mのオーバーランを8mと報告し、JR西日本も当初車掌の証言通り8mのオーバーランと発表していました。
私も何度も電車に乗っていますがオーバーランになったことは滅多にない、というかあったのかも分からないくらいですね( ;´Д`)
しかしオーバーランのすることや、その長さが長ければ長いほど時間に遅れをとることになります。
70mも過ぎるとなるとかなりの時間オーバーになるでしょう。
実際に1分半の遅れが出ていたそうです。
事故の原因となるスピードの出しすぎは、運転士がその遅れを取り戻そうと制限速度を超えた可能性、また、単純に焦りと動揺などからブレーキ開始位置を失念し掛けるのが遅れた可能性があると言われています。
電車は1本だけ走っているわけではないので、たくさんの列車が時間通りに走る必要があります。
自分の運転している電車が遅れることで全体のダイヤが乱れることになりますね。
そんな焦りがあった可能性は高そうですね・・・。
直接的な原因はスピードの出し過ぎですが、他にも様々な問題が浮上しました。
- 経営姿勢の問題
- ダイヤの問題
- 日勤教育の問題
- 車両の問題
など様々なことが言われていました。
事故に至る直接的な原因ではなく、そこに至るまでの原因がたくさん取り上げられていました。
また、責任は誰にあるのか?で揉めていて、かなり長い期間裁判をしていました。
最終の裁判はなんと2017年6月です( ;´Д`)
この最終の裁判により、歴代の3名の社長の無罪が確定しました。
あまりに大きな事故だったことがよく分かりますね。
この事故から、ATS(自動列車停止装置)の緊急設備をするようになったようです。
たくさんの方が巻き込まれてしまった事故は、2度と繰り返してはいけませんね。
JR福知山線脱線事故の運転士は誰?
事故を起こした運転士をしていたのは高見隆二郎さん(当時23)です。
とても責任感の強い男性だったらしく、勉強家だったと言われています。

出典 seesaawiki.jp
写真の感じからも真面目そうな印象ですね。
電車の運転士になるというのは、高見さんの昔からの夢だったそうです。
念願が叶ってからも勉強熱心で分厚い路線表を全部覚えないといけないと話していたようですね。
一生懸命に仕事に取り込んでいた高見さんですが、2004年の6月にオーバーランで訓告処分を受けてから雰囲気が変わってしまったそうです。
オーバーランをしていた処分として13日間にわたる「日勤教育」を受けたそうです。
その様子を幼なじみが語っていました。
「失敗して乗務ができない、と落ち込んでいました。『えらいさんが並んだ部屋で、トイレにも行かせてもらえずに反省文とかこれからどうするかとか書かされる。宿題もテストもある』といって、話もそこそこに帰って行きました。『今度失敗したら運転士辞めなあかん。車掌に戻される』と危機感がものすごかった」
引用seesaawiki.jp
今回の事故は、列車に1分半の遅れが出てしまい、それを取り戻そうとしていた時に発生しました。
当時の職場の同僚によると、高見さんは事故前、「ブレーキを握っていても、緊張で汗ばむ」「緊張で腹が痛くなる」「夜、寝ていても運転台が出てきて目を覚ます」などと話していて、かなり運転には神経を使いストレスを感じていたようです。
事故の10日ほど前には、「もう再教育はイヤ。失敗できない」と真剣な表情で語っていたそうで、かなり追い込まれていたようですね。
だからと言って許される事故ではなりません。
大切な人が事故に巻き込まれたと思うと絶対に許せませんね。
しかし運転していた高見さんもすでに亡くなってしまっている・・・。
遺族も気持ちをぶつけることのできない辛い事故でしたね。もちろん高見さんのご両親も・・・。
2度と同じ事故が起こらないことが、重要だと思います。
JR福知山線脱線事故の心霊の噂は?
大きな事故があった場所はすぐに心霊の噂が立ちやすいですね!
この事故の心霊の話なんて聞いたことなかったです( ;´Д`)
調べてみると、運転士の幽霊だとか現場の写真に何か写っているとか・・・。噂になりやすいものばかりでした。
その中でも心霊というか不思議現象があったようなのでご紹介します。
事故が起こった25日の前日の24日に、運転していた車掌から、
「線路横を歩いている人影とすれ違った」
とJR西日本に連絡し、後続の上下線の列車を停止し確認しましたが、何も見つからなかったということがあったようです。
こ、怖い・・・(⌒-⌒; )

そして事故当日、事故を起こした快速に乗っていた女性が体験した不思議体験です。
オーバーランした伊丹駅で、
「この電車には乗ってはいけない」
と叫ぶ60〜70代の老女に腕を引っ張られて電車から引きづり降ろされたそうです( ;´Д`)そして、
「携帯の電源も切りなさい」
と言われたため従いましたが、ホームで事故のアナウンスを聞いて振り返るとすでに老女の姿はなかったそうです( ;´Д`)
女性は事故を救ってくれた老女を探すために警察にお願いしたそうですが見つかったのかどうかは分からないままです。
この2件のエピソードは当時新聞にも掲載されていました。
こういったエピソードはたまに聞きますが本当なんでしょうか?
本当だとしたら怖すぎますね(⌒-⌒; )
もしかしたら守護霊が助けてくれたのかも?しれませんね!
JR福知山線脱線事故の事故の場所はどこ?
事故が起こった場所の詳しい住所までは分かりませんが、
兵庫県尼崎市の福知山線 塚口駅~尼崎駅間で尼崎駅起点上り1K805m付近と言われています。
事故後に何回か現場に訪れている方もいるようですね。
現場の路線は2005年の6月に運転再開となったそうです。
またJR西日本は、電車が激突したマンションを買い取り、慰霊碑を建てることを検討していると発表していました。
しかし、マンションの住民のうち買い取りを望んでいない住民もいて、住民内でも意見が分かれていたそうです。
私だったら絶対に住まないですが、簡単に引越しなど出来ない事情の人もいるのですかね( ;´Д`)
2006年春までに解決する予定でしたが、未だに解体はされていません。
2016年7月より、マンションの4階までを階段状に残し、衝突跡が残る部分などを慰霊施設として保存する工事が開始されたそうです。
すでに12年経った事故ですがあまりに衝撃的な事故のため、未だに色褪せることはないですね。
本当に2度とないことを願います・・・。
まとめ
- JR福知山線脱線事故はスピードの出し過ぎによりカーブが曲がりきらずに転倒し、近くのマンションに激突してしまった。
- 運転していたのは高見隆二郎さん。
- 心霊の噂は事故現場には必ず出やすいが、事故前と当日の不思議体験が新聞に掲載されていた。
- 事故の場所は兵庫県尼崎市。現在は運転も再開し、激突したマンションも残ったままになっている。
未だかつてない電車の事故でしたね。
電車は私たちにとってなくてはならないものです。これからも何事もないよう願います。