大和トレーナーがタオルを投げた事で13回目の防衛がなくなってしまった今回の山中選手の試合ですが、その行動に賛否両論あることは前回記事にしました。
トレーナーでありセコンドは選手との絶対的な信頼関係があります。
まだ戦えたと山中選手も話していましたが、戦っている選手は自分のことはなかなか見えないものだと思います。
会長も激怒した大和トレーナーの行動ですが、意味があっての行動だと言われています( ̄^ ̄)ゞ
もちろん記録となる防衛がかかった大事な試合だというのは理解しているはずです。
しかし、大和トレーナーには後悔しても仕切れない過去があったようです。
その出来事を今回記事にしていきます(;ω;)
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Contents
【衝撃】大和トレーナーは辻選手の事故が原因でタオルを投げた!?
過去の悲しい事故が原因?
2001年に現役を引退し2006年からはトレーナーとして働き、生涯をボクシングに捧げていた大和心トレーナーですが、トレーナーは簡単な仕事ではなく選手を勝利に導く為に技術的にも精神的にも支えなければいけない重要な仕事です( ̄^ ̄)ゞ
選手よりも冷静になり、相手選手も味方の選手も冷静な目で分析する能力が必要な大変な仕事と言えるでしょう。

出典 www.hochi.co.jp
過去に大和トレーナーが担当していた選手に悲しい事故が起こってしまいました・・・。
その事故は今から8年前になる2009年に起こりました。
その選手は「辻昌健選手」です。
残念ながら辻選手は2009年3月24日に亡くなってしまいました・・・。
辻選手に何が起こったのか?詳しく書いていきます(;ω;)
辻昌健選手の事故とは?
辻選手の事故は私も初めて聞きました。
ボクシングが好きな方はご存知かもしれません(>_<)
- 辻 昌建(1978年11月16日 – 2009年3月24日)
- 日本のプロボクサー。
- 広島県広島市出身。
- 帝拳ボクシングジム所属。崇徳高等学校、法政大学卒業。
2008年7月1日に日本タイトル挑戦権獲得トーナメントミニマム級準決勝で八重樫東に判定勝利をしています!
すごいですね!辻選手は高校からボクシングを始めて主将も務めていました。
2009年3月21日、チャンピオンカーニバルで行われた日本ミニマム級王座決定戦では、金光佑治選手とと対戦します。
ダウン経験のない両選手の試合は開始とともに激しい打ち合いとなり、最終回に辻選手はロープダウンからカウントアウトされ、KO負けとなりました。
この直後リング上で意識不明となり救急搬送されてしまいます。
急性硬膜下血腫の診断で開頭手術を受けますが意識が戻らないまま、3日後の3月24日入院先の病院で亡くなってしまいます。
この時にセコンドもしていたのが大和トレーナーだったようです。
一方、勝利した金光も同じく硬膜下血腫の診断により引退を余儀なくされてしまいます。
辻選手のミニマム級とは47.627kg以下で、男子の全17階級中最軽量級の階級になります。
体重が軽い階級ほどパンチが早く、ヒットしても意外と倒れにくくKOしにくいのです( ̄^ ̄)ゞ
逆に重くなるほど遅くなりますが、パンチの威力は凄まじくKOも出やすいです。
なので打ち合いになると軽量級は非常に盛り上がりますが、我慢比べのようになります(・・;)
重くても軽くても打ち合う事で脳が揺れるのでリスクはありますが、倒れずにひたすら打ち合っている方がリスクが高いように感じます。
自分が担当して一緒に頑張った選手がなくなってしまった大和トレーナーはどんな気持ちだったでしょうか・・・。
もしあの時タオルを投げていればと、悔やんでも悔やみきれませんね(;ω;)
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ボクシングはリスクのあるスポーツ
大和トレーナーの判断は間違ってない!
ボクシングに限らず格闘技はスポーツの中でもリスクが高いと思ってます。
キックボクシングでも10代でドクターストップがかかり、引退した選手がいました。
また辞めても頭を打ったことによるダメージは消えることなく、後遺症のように残り続けボケやすくなるそうです(・・;)
昨日の山中選手もかなり打ち合っていて、なんとか攻撃をよけている状態でした。
35歳になる山中さんを辻選手のような事故にならないようにとった行動だと思います!

出典 plaza.rakuten.co.jp
また山中選手も辻選手が同じジムの先輩だったこともあり、山中選手のトランクスには辻選手の名前が入っているそうです。
山中選手にとっても忘れられない出来事だったんでしょうね。
格闘技をやっている人は命をかけてやっていると思いますが、あしたのジョーのようにのめり込みすぎると命まで落としかねません。
選手自身は試合中はコントロールすることが難しいと思いますので、トレーナーの判断は絶対に必要だと思いました( ̄^ ̄)ゞ
まとめ
大和トレーナーの過去の事故についてまとめますと・・・。
- 大和トレーナーは担当した選手が打ち合った試合が原因で亡くなってしまった過去がある。
- 選手は試合中に自分の状況が分からなくなるのでトレーナーの判断が重要。
- 大和トレーナーの行動には賛否両論だが、選手は引退した後の方が長いので選手を思った正しい判断だった。
山中選手の会長が激怒しているので大和トレーナーは大丈夫か心配でしたが、世間の声は大和トレーナーの行動に賛成する人が多いようなのでちょっと安心しました(;ω;)
ボクシングは激しいスポーツですが見ているファンはいつも最高のパフォーマンスを楽しみにしています!
これからも頑張ってほしいですね( ̄^ ̄)ゞ